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2005年12月 1日

未来

時々、今の自分の何気ない日常に「未来」を感じる事があります。

さっきまでYahoo!で「機動戦士Ζガンダム」を見ていました。
この番組がテレビで放映されたのは、もう20年も前。
当時は膝の上に乗る小さなノートパソコンでアニメを見るなんて‥‥
まあ、想像するくらいはできました。
(ガンダムの世界はもっと進んでいますから)
しかし、まさか自室の畳の上でやるとは思っていませんでしたね。

Ζガンダムが放映された1985年には、「科学万博」が開催されました。
その最終日、未来を垣間見た私は、帰りに電車に乗る前に友達とはぐれました。
さあ、ここで若い皆さんに質問です。
(若くない人が答えてくださっても結構です)
携帯電話が無かった当時、友達とはぐれてしまえば、
容易に連絡を取り合う事はできません。
あなたならどうしますか?

私の場合、駅の公衆電話から友達の家に電話をして、
友達のお母さんに事情を話しました。
友達が家に電話する事を期待したのです。
残念ながら、友達はそのまま家に帰ってしまったようで、
結局私は1人で電車に乗って帰ったんですけどね。
まだまだ未来は遠かったのです。(20世紀でしたから)

さて、「未来」になった今、誰もが携帯電話を持っています。
確かに、便利な事もありますよ。雑踏での待ち合わせとか。
楽しい事もありますよ。友達とのメールとか。
でも、こいつの電源が一日中入りっ放しなのは、何となく嫌なんです。
電車の中で着信があると、鬱陶しいんです。

「いつでも人とつながっていられる幸せ」のはずが、
「こんな物をいつも気にしながら生きていくなんて」になっています。
何だかね、「あっても無くても不便なもの」なんでしょうか。
まあ、未来はいつもバラ色とは限りませんから。

と、パソコンで見るアニメから始まった未来の話が
結局携帯電話に終始してしまいました。
それだけ生活に深く入り込んだ「未来の道具」なんですね。
今、私の目標の一つが、携帯電話のない生活です。
そんな未来が実現した時、次の「鬱陶しい未来の技術」は
何になるんでしょうね。ちょっと楽しみでもあります。

2005年12月 1日 01:35 | カテゴリー:よしなしごと