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2008年2月22日

ジェネレーションギャップ

「高校1年の天皇誕生日に急に雪が見たくなって、山梨の方まで出掛けたんですよ」
知人はそう話し始めました。
山梨に雪はなく、そのまま松本まで行って松本城を見たそうです。
ところで、肝心の雪は見られたのでしょうか。
「ええ、長野駅に着いたら降ってました」
そうですか、長野辺りは4月下旬でも雪が降るんですね。
「12月です」

――――×――――×――――×――――

昨日妹が来たのでこの話をしてみました。
私「で、長野駅に着いたら雪が降っていたんだって」
妹「11月に?」
お前は明治の人間かっ。

18:03 | カテゴリー:よしなしごと

2008年2月21日

思いは遙か東海道

昭和生まれには懐かしい永谷園の「東西名画選カード」
私はこれで東海道五十三次を知りました。

かつてお茶づけ海苔など永谷園の製品に入っていたこのカード、
もともとは品質保証の検印を押すためのものだったようですが、
ただの紙に押しても面白くないので東海道五十三次のカードにしたのだとか。
カードの絵柄は次第に増え、浮世絵以外にも洋画などが加わり、
最終的には10のシリーズが揃ったようです。

それでもやはり、私が好きだったのは東海道五十三次。
東海道という一本の道に沿って描かれた55枚の絵は一連の物語です。
そこを徒歩で行き来した江戸時代の旅人たちに思いを馳せつつ、
いつかは自分もこの道を歩く事を夢見ていました。
小学生の頃からそんな事を考えていたなんて、随分と渋好みで酔狂な子供です。
ただ、やはり要する日数や費用の面で子供には負担が大きく、
先送りにしているうちに、いつの間にか三十路を越えていました。

転機は2006年。NHKのテレビ番組「街道てくてく旅」で東海道の旅を見て、
そう言えば自分もやるつもりだったのだ‥‥と、ぼちぼち準備を始めました。

近年、東海道を歩く人は多いと聞きます。
旅の記録で個性を出すには何か変わった事をしようと思い、
思いついたのが風景印集めです。
風景印というのは郵便局で押す消印の一種なのですが、
観光などの記念になるよう局ごとに異なる図柄が入ったものです。
日付が入っているので、各宿場で風景印を押してもらえば、
その日にそこまで行った証拠になるというわけです。
(歩いて行った証拠にはなりませんが)
全ての郵便局に風景印があるわけではありませんが、
周辺に一つくらいはあるでしょう。
どうしても無ければ普通の消印でも構いません。
(全ての宿場に郵便局がある事は確認済みです)

実は「街道てくてく旅」の東海道編が終わってから気づいたのですが、
番組でも風景印集めをやっていたようです。
まあいいです。あちらは品川や箱根など一部の宿場が抜けています。
私は完全制覇を目指します。(もう準備始めちゃったし)

そして今年、ようやく出発する決心をしたのですが、
本気で準備を始めてから2年とは、時間かかりすぎですね。
京都に着くのは一体いつの事やら。

21:35 | カテゴリー:東海道スタンプラリー

2008年2月 2日

絵を描いてみる

古今東西の船の話題をすてきなイラストとともに紹介するPUNIPさんのブログ
PUNIP CRUISES」で、船の描き方についての記事が連載されています。
最初のお題は、日本チャータークルーズの「ふじ丸」でした。
次のお題は、郵船クルーズの「飛鳥II」でした。
飛鳥IIは私も好きなのでちょっと興味を持ちました。
しかし、私は絵を描くのが苦手です。と言うより、描けません。

3番目のお題は、太平洋フェリーの「きそ」でした。
太平洋フェリーは名古屋-仙台-苫小牧間にフェリーを運航する会社です。
2005年の5月頃だったでしょうか。
暇だったので名古屋駅からあおなみ線に乗ったら電車からフェリーが見えました。
終点の金城ふ頭駅から歩いてフェリーターミナルまで見に行ったら、
当時まだ就航間もなかったきそでした。
ちょうど出港するところで、ブリッジからの指示が拡声器で流れていました。
きそは太平洋フェリーが運航する3隻の中で最大、最新、
そして噂ではもっとも豪華な船です。
木曽川にちなんで命名され、船籍港も名古屋ですが、
残念ながら今年の2月から仙台-苫小牧間の運航になり、
名古屋港では見られなくなってしまいます。

そんな事を思い出していたら、急にこの船を描いてみたくなりました。
PUNIPさんのお手本は水彩で着色されていますが、
私は面倒なので鉛筆だけで済ませました。

背景に名古屋港ポートビルを描いて、
ガーデンふ頭を離岸したところということにしました。
本当はフェリーはここに来ないんですが、まあいいじゃないですか。
名古屋のフェリーターミナルって、辺鄙な所にあって殺風景なんですよ。
まあ、名港トリトンとかセントレアとか、
実際に通る場所にも色々いい背景はあるんですが、
私の画力ではこの辺が限界です。
それから、なんだか水面の位置も変ですが、まあいいじゃないですか。
(それはよくない)
他にも突っ込み所は満載ですが、それは今後の課題ということで。
この絵は千里の道の第一歩ですから。
(行き倒れになるかもしれないけど)

10:31 | カテゴリー:のりもの