金沢から東京へ

急行能登と特急北陸

 金沢から東京の上野駅へ向かう夜行列車は急行「能登」と特急「北陸」があります。夜10時15分発の「能登」は座席車の編成、夜10時18分発の「北陸」は寝台車の編成です。2010年3月13日のダイヤ改正で「能登」は混雑期だけ運転される臨時列車になり、「北陸」は廃止されます。
 写真は金沢駅で並んだ「能登」(左)と「北陸」(右)です。「北陸」に乗って東京へ戻ります。

 
北陸の行先表示

 「北陸」の客室は個室A寝台のシングルデラックス、個室B寝台のソロ、開放(非個室)B寝台の3種類があります。今回はシングルデラックスに乗りました。開放B寝台なら32名分のスペースにわずか11室。寝台料金はB寝台の2倍です。

 
シングルデラックスのベッドと座席

 シングルデラックスの個室内です。発車の時点でベッドメイクが済んでいますが、ベッドを起こすと下から立派な座席が現れます。ただし、上野到着は翌朝6時19分なので、起きたらくつろぐ間もなく下車です。

 
シングルデラックスの洗面台とAVサービス

 個室内の洗面台は個室A寝台の標準装備です。使う時以外はバタンと跳ね上げて収納できます。奥にあるテレビ画面ではビデオが見られますが、1本の映画が繰り返し流されているだけです。この日は2008年(平成20年)公開の映画「犬と私の10の約束」が流されていました。

 
シングルデラックスのアメニティグッズとカードキー

 右の緑の袋にはアメニティグッズが入っています。北陸のヘッドマーク付きです。以前、上野-青森間の寝台特急「はくつる」(2002年廃止)のシングルデラックスに乗った際にも同様の物がありましたが、その時の袋はヘッドマークなしでした。
 左のカードは個室の鍵です。

 
1人用個室B寝台ソロ

 こちらは1人用個室B寝台のソロです。個室が2段重ねになっていて天井の高さは1.5m程しかありません。写真は下の部屋を車外から廊下越しに撮影しました。
 「北陸」用の客車は列車の廃止と同時に引退しましたが、同じ造りの個室は「北斗星」のソロの一部に残っています。

 
上野駅に着いた北陸のヘッドマーク

 「北陸」は石川県から富山県、新潟県、群馬県、埼玉県を通って東京都に入ります。この日金沢は晴れていましたが、富山県は雨、新潟県に入ると雪が降っていました。翌朝、関東地方南部は晴れでしたが、上野駅で列車の最前部を見たらヘッドマークに雪が張り付いていました。

 

 以上で今回の旅行は終わりです。


その1 東京から高山へ

その2 櫻山八幡宮 その3 古い街並み その4 市政記念館・高山陣屋

その5 高山から金沢へ

その6 にし茶屋街ほか その7 鶴来 その8 長町武家屋敷跡・尾山神社・ひがし茶屋街

その9 金沢から東京へ


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